たったひとりの"貴女"のために。


 自分の立場を忘れるな。
 私情を挟むな。
 自分よりもお嬢様を優先しろ。
 お嬢様を危険にさらすな。


 幾度となく繰り返された言葉。
 僕の中に植え付けられた"お嬢様"。
  

「はじめましてお嬢様。本日よりお嬢様のお世話役を勤めさせていただくことになりました、上条と申します」  


 あの日から、私の全ては貴女のために。


 お嬢様を好きになっては、いけないよ?
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 執事萌え第ニ 弾。
 萌えのままに走り続けております。


 

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