見つめる、 ソノサキ


 
 君の前では僕はいつも背伸びして歩いてた。
 強がって、意地を張って、
 少しでも君に近づこうと、
 ばかみたいに。


 今君と同じ高さに立って
 あの日君が見ていた景色を見てみたけれど



 君が言うほど
 世界はキレイに見えなかったよ。



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 だって君がいないから。

 



 

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