あたし 本当はあたしなんてものはどこにもなくて 他人の視線に怯えながら でも誰かによってあたしは構成されていて あたしは あたしひとりでは息をすることすら出来なくて あなたにとってのあたしでいること 望まれた姿でいること あたしらしくあること 全部同じ全部嘘 少しずつ剥ぎ取られていくあたし あとには何も残らない からっぽの器 それがあたし +閉じる+
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