かたこい


わかっていました
どんなに背伸びをしてもあなたに届かないことぐらい
わかっていました
あたしがあなたの特別になれないことぐらい


わかって、いました


でもあたしは
苦しくても辛くても
あなたを想っていたいと思いました
あなたの傍にいたいと思いました

どうせ傷付くのなら
あなたを想うだけ想って傷付きたいと思いました



(だって、好きになってしまったから)


(どうしようもないじゃない)






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